あ〜り〜の多幸ぼうる

ドラマチックあげるよ

清澄白河の古本屋

昨日は、かねてより気になっていたブログ「隠居系男子」のライター・鳥井弘文さんのイベントへ参加して来た。

大企業を経験していないことがコンプレックスでもあり、財産でもある。 | 隠居系男子

 

 

テーマは、ずばり

 

就活 ! !

 

peatix.com

 ↑これ

 

 

 

私自身、現在絶賛シュウカツセイなので

 

もう、就活と名のつくイベントは、

就職活動の一環という大義名分のもとに

喜び勇んで参加しまくっている。

 

で、参加しない理由が特に見当たらなかったため、

ポチった。

(学生参加費1000円)

 

参加しない理由は強いて言えば金欠であることだが、

ここで使わなかった金は、きっと別の就活イベントに消えるだけのことなのだ。

 

ならば、少しでもワクワクする金遣いをするのが賢いライフハックなのだ。たぶん。

 

**************

 

イベントはすてきだった。

やはりわたしは賢い選択をした。

失礼な言い方かもしれないが、大人って、以外と普通じゃん、

と思わせてくれた。

大人だって、にんげんなのだ。。。 !!(知っていたか?!)

 

会場(リトルトーキョー)併設のバーで、うまいオレンジジュースも飲めた。

ポンジュースを2倍濃くして太陽を閉じ込めた感じ。 ※個人の感想

無茶々園 温州みかんジュース(720mL)【無茶々園】

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↑これ 

 

 

鳥井さんは、ちょっと私の妹に似ている気がして、謎の親近感と安心感を覚えた。

モナリザのような微笑をたたえて、イベントをじっと見守っていた鳥井さん。

 

 

やっぱり、人って会う事が大切だなと改めて思う。

インターネット上では計り知れない、たたずまいや温度感を、

 掴みたいから、会いに行きたい。

 

これからも、気になったもの・ヒトには「会いに行く」

絶対、大切なお土産を持ち帰ってこられるから。

 

************

 

で、本題。

 

そう、本題はまさに、だい!

 

。。。

 

だい! ! !

 

。。。。。。

 

It's about a book !!!

 

 

 

 

じつは、イベントが始まる前に、一時間くらい早くついてしまったので、

清澄白河の街を駅からふらふらと歩いていると

 

アートギャラリーがあったりするこの街で、

ふと、道ばたにならぶ古本のラックに目が止まった。

 

そういえば最近、紙の本はあまり買わない。

いや、たまには買うけれども、

とくに小説だとか

読み物を、集中してじっと読み込む事はしばらくなかった。

 

なにせ、私はこのごろ、めっきりシュウカツ中なのである。

ビジネス書やら、就職ガイドやら、優先順位の高いMUST BUYな本は他にいくらでもある。

 

 

しかしこの日、たまたま見かけた古本ラックの中に、前から気になっていた

西加奈子さんのサラバ!をみつけた。

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 それは、3センチか、4センチある背表紙をこちらに向けて、

その3センチの中から、「私を買って!」と、私に話しかけているみたいに思えた。

 

「僕はこの世界に、左足から登場した。」

 

 

 

この、最初の一文がひらめいたことからスタートしたという、この小説。

その、例の一節を確認してから、しばらく読み込んでみる。

 

すぐに、私の中にはあの感覚がよみがえってきた。

 

良質なストーリーに身体をゆだねて、私を乗せる物語の船の行く先をソワソワしながら小窓から見守っているような、あの感覚だ。

 

 

そのとき私は、「買う」と決めた。

 

そのラックには、(上)と(下)の2巻が、それぞれ200円で売っていたけれど、

しばらく小説から離れていた私は、もうひとつ自分の”読書体力” に自信が持てず、

 

「読みたくなったら、ネットでもメルカリでも、また買えばいいのだ。」

 

と唱えながら、サラバ!(上)(200円)とずっと欲しかった佐々木マキ作品集(1000円)を抱えてレジへ向かった。

 

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 ↑ガロなどで有名な青林堂の発行。活版印刷ならではの文字のズレが実にノスタルジックで味わい深い

 

 

レジのおじさんは、ぴっぴっ、とバーコードを読み込むと、

こちら、(上)だけでいいんですか。と言った。

 

わたしは、少し考えてから、

とりあえず。と言った。

 

なにが、とりあえず、だ、

と自分でちょっと笑った。

 

お金が、ないんだよ !

 

 

 

後で調べてみると、

どうやらサラバ!は、(上)(中)(下)3巻にわたる長作らしい。

 

 

(下)も、買えばよかっただろうか。

 

とりあえず、まずは(上)を読破しなければ。

きっと、時間を細切れに分割して説明会やイベントをはしごする私にいま足りていないのは

物語のマイペースな時間軸を思い出す事だったりするかもしれない。

 

 

 

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◎ほんじつの右手ライティング                                                  2018.4.28

 

 

 

 

*1

 

 

 

*1:

右手ライティングとは?

 

左利きの落書き名人あーりーによる、右手を使ったライティング&ドローイングのコーナー。

 

使い慣れない右手が醸し出すヘタウマの可能性を地道に追い求めていく。